健常者と障がい者
要介護者と介助者
大人と子ども
先生と生徒
支援をする側と支援を受ける側
教える側と教わる側
上下関係の意識に伴って生じる圧力によって
一方通行で機械的な
感情表現の乏しいコミュニケーションになりやすい―
これまでの教育現場や医療・福祉の現場では
このような懸念が多くあったのではないでしょうか。
私が障がい者手帳の申請のために
役所の窓口へ伺った時
窓口で対応してくださった若い女性スタッフの
私への態度に違和感を覚えたのも
前述したようなコミュニケーションにおける上下関係の意識が影響しているものと思います。
ケイエスガードの事業所スタッフのみなさんからは、通所者(福祉サービスの利用者)である私たちに対して特別扱いをしたり、憐れみをかけるような様子は一切見受けられません。
『お疲れ様です』と退所時間の際に声をかけてもらう時、この事業所の通所メンバーの一員として役目を果たすことができている―という満足感のようなものを感じると共に、自己効力感※が少しずつ満ちていく気がしています。
※自己効力感とは、目標を達成するために必要な能力を自身に備えていると認識している状態を指します。英語では「Self-efficacy」と表現され、心理学用語として社会的認知理論の中で用いられています。
自己効力感には、次のような特徴があります。
- 「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える認知状態である
- 明確な根拠に裏打ちされた自分を肯定する力である(生成AIより)